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平成20年度 製品安全対策優良企業経済産業大臣表彰「特別賞受賞」

IDEC株式会社(社長:舩木俊之)は、平成20年度製品安全対策優良企業経済産業大臣表彰「特別賞」を受賞しましたのでお知らせいたします。 本表彰は、2007年(H19年)に始まり、今回で2回目となり、製品安全に積極的に取り組んでいる製造事業者、輸入事業者、小売販売事業者をそれぞれ企業単位で広く公募し、厳正な審査の上で、「製品安全対策優良企業」として毎年表彰をするものです。 また、本表彰の審査は、各企業が製造・輸入・販売している製品自体の安全性について評価するものではなく、企業全体の製品安全活動について評価されたものです。

[ 製品安全対策優良企業ロゴマーク ]
今回の受賞を期に、なお一層、安全制御機器メーカとして「技術で安全をつくる」を自ら実践すると共に、製品安全・制御安全・機械安全・防爆安全といった、広範囲な「ものづくり安全」に対して、グローバルに通用する安全の考え方の日本社会への浸透と定着に、貢献できるように努めて参ります。

審査基準としては下記5項目が評価基準となっています

1)安全力(Safety Ability)
安全力とは、企業の製品安全活動のコア(核)となる部分。

2)回復力(Recovery Ability)
回復力とは、事故発生リスクはゼロにならないという前提に立ち、製品事故等が発生してしまった場合の対応力を評価。

3)対話力(Communication Ability)
対話力とは、必要な時に必要な情報を円滑に入手/提供するための環境を維持・確保するための取組状況を評価。

4)人材力(Employability)
人材力とは、製品安全活動に必要な人材を安定的に確保・育成するための環境が整備されているかを評価。

5)持続可能力(Sustainability)
持続可能力とは、企業が持続的に製品安全活動を維持・向上するための仕組み・取り組みを評価。

特別賞受賞理由

●ものづくり安全文化の定着と継承
高い信頼性と安全性を持つ製品を世の中に送り出すことを企業目標として掲げ、創業当時(1950年)から既に“インターロック”の安全思想を搭載した「SB形金属箱開閉器」の開発・販売を行い、安全技術開発の第一歩を踏み出し、その後、現在まで一貫して安全な製品を世に送り出す「安全DNA」が全社的に継承されている。

●独自の製品安全実現の取り組み
@リスクアセスメントへのセーフティアセッサ資格保持者の活用 AKI(Knowledge Innovation)手法による開発管理 BFMEA(故障モード影響解析)への取り組みにより、開発プロセスにおける高い信頼性、安全性の確保を実現

●国際安全規格創成活動への参画
自社技術者がISOやIECの国際安全規格創成活動に積極的に参画し、自社開発した制御安全技術に関する国際規格づくりにも成功し、そのベースとなる国際学会発表も多数行い、安全技術開発で世界をリードしている