ニュースリリース

ＩＤＥＣ株式会社(社長：舩木俊之)の「LG1H形 高天井用LED照明」と「MH1A形マルチハンド」が、2012年度グットデザイン賞を受賞しました。

グッドデザイン賞とは
1957年に通商産業省（現：経済産業省）によって設立された「グッドデザイン選定制度」を継承し、1998年からは財団法人日本産業デザイン振興会により主催・運営されている。日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨制度で、世界でも有数の歴史と実績・規模を誇る、生活と産業のクオリティの向上に貢献するデザイン賞です。

【LG1H形 高天井用LED照明】

工場、倉庫の高天井に最適な、高天井用LED照明。 『人と環境に優しい、作業空間を実現！』

<審査員評価コメント> 水銀灯に代わって生産現場などで使用される高天井用のLED照明装置である。省電力、長寿命、低発熱という特性をもったLED照明は、エネルギー問題が背景にあり、加速度的に普及している。しかし、点光源、光の直進性、色温度の高さなどのLEDの特性が、眩しさとギラツキを生じさせ作業の障害を生んでいる。本製品は独自のリフレクタと拡散用カバーを備え「グレア」を軽減している。更に壁面を照射しロスを減らすために、配光角度が変更できる構造を採用し光を部屋の内側に入れる工夫もなされている機種があることも嬉しい。筺体形状がシンプルで素材の使い方と、妥当な色彩計画、仕上がりも美しく、産業用の照明器具として高品質なデザインを評価した。

【ＭＨ1Ａ形マルチハンド】

"世界初"組立能力最大６人力、投資費用効率約４倍のマルチハンドを標準化。
『４個〜最大８個のハンドを装着可能な高機能ロボット用マルチハンド、多品種変量生産の搬送、移載、電気・電子の組立などで小型垂直多関節ロボットに最適なマルチハンドベースユニット』

<審査員評価コメント>
一台のロボットに複数のハンドを装着できるマルチハンドの製作には、高い生産技術のノウハウと多くの設計工数が必要だった。本製品は徹底的な標準化を進め、製作とセットアップを極めて簡単にしたものである。ロボットによる多種変量生産の時代において、ユーザー側でツメの部分の形状設計をするだけで、マルチハンドを間単に製作することができるようになったことは、製造の現場に大きな恩恵をもたらすだろう。また、省配管や省配線、ベースユニットの一部樹脂化によって軽量化し、荷搬重量2kgまでの小型ロボットへの対応も実現した。エアーの省配管やケーブルの引き回しを工夫したことで、結果シンプルで特徴のある外観デザインを成立させたことも高く評価した。

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