ニュースリリース

前のページへ戻る

白色LED比30%の省エネ!半導体レーザ光源の高効率白色スポット照明を開発

IDEC株式会社(代表取締役会長兼社長:舩木俊之)は、パナソニック株式会社オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社(AIS社)と共同で半導体レーザ光源の高効率スポット照明の開発に成功しました。

高出力半導体レーザを高変換効率蛍光体、高集光効率反射鏡と組み合わせたこの白色スポット照明は、白色LEDを用いたスポット照明に比べ30%の省エネを実現。今後工場照明や倉庫照明向けなどのスポット照明として実用化を目指します。


工場や倉庫などの大空間では、必要箇所のみをスポット的に高照度化することで、空間全体の省エネを図ることが一般的となっています。これまでスポット照明はメタルハライドランプが主に使われてきましたが、LED照明の普及にともない、スポット照明についてもLEDを用いたものが市場に出てきましたが、集光性の面において課題があり、より明るく集光性に優れた点光源の半導体レーザを用いた高効率なスポット照明の実現が求められてきました。


今回開発した半導体レーザ光源の高効率スポット照明は、半導体レーザと蛍光体、反射鏡によって発光部が構成されており、各社の技術を結集して開発を行っています。


<研究開発体制と成果>




なお、本開発の一部は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の助成事業「戦略的省エネルギー技術革新プログラム/高効率スポット照明用レーザ光源の開発」の結果得られたものです。またこの開発内容は2016年10月26日〜28日に開催される「NEDO省エネルギー技術フォーラム2016」において展示およびセミナー(10月26日)が行われます。


【スポット照明機器の比較(白色LED光源とレーザ光源)】





【スポット照明機器の構成と製品化イメージ】




【白色LEDとの消費電力の比較】








プレスリリース