IDEC株式会社(社長:舩木俊之)は、業界最小コンパクトデザインで多数台連系対応の単独運転防止機能を搭載した
パワーコンディショナ(以下パワコン)の4.2kWタイプ(PJ1A-A421)と5.9kWタイプ(PJ1A-A591)の2機種を4月21日(月)より新発売いたします。
【新製品の特長】
◆PJ1A形/パワーコンディショナ 定格電力:4.2kW、5.9kW(2機種)
- 業界最小のコンパクトデザインで、壁横への密着取り付け実現
4.2kWタイプはA3サイズの設置面で、業界最小サイズ(4kWクラス)を実現。また、5.9kWタイプも同等クラスで最小の設置面積を実現。(2014年4月1日現在、弊社調べ)
左右密着取付け可能で設置の際、側面部の空きスペースが不要。狭い場所への取り付けを実現。
また、4.2kW、5.9kWを同時使用する場合でも、同一高さのため密着取り付けでき、設置壁面もスッキリ。
4.2kW 【420W×280H×127D mm】
5.9kW 【525W×280H×183D mm】
ひとつの配線引き出し孔で最大3台までの直接配線が可能。
- 高温時でもフル発電で、実発電量を向上
“周囲温度45℃まで使用可能。暑い夏場でも余裕のある発電力”
5.9kWタイプは、周囲温度45℃まで温度による出力抑制がなく、フル出力継続を実現。
夏場の高温時に弱い一般的なパワコンと比べ実発電力が向上、売電量の増加により経済的メリットがアップ。
- 大容量の自立運転出力AC100V / 29.5A (2出力合計 )
“災害などによる停電時でも、搭載の自立運転機能により電力供給が可能”
5.9kWタイプは、自立運転出力を2系統完備。各々の自立運転出力は15A、2口同時使用時には合計で最大29.5A出力を実現。
また、片側を蓄電池の充電、片側を家電製品といったように発電電力をムダなく効率使用可能。4.2kWタイプは15A(1口)搭載。
- 多数台連系認証対応の単独運転防止機能搭載
従来は、密集したエリアに太陽光発電システムが設置され、複数のパワコンが連系されるケースでは事前試験を求められる場合がありました。
今回発売する2機種は、多数台連系で停電などが発生した場合にも相互干渉せず、確実に運転を停止する機能を搭載し、複数台連系試験が不要。
JETの新しい試験基準に合格している為、電力会社とのスムーズな連系協議を実現。
- JET認証のFRT(事故時運転継続)要件に対応
『系統連系規程(JEAC9701-2012)が改正され、事故時運転継続(FRT:Fault Ride Through)要件(以下「FRT要件」という)が追加されました。
FRT要件は多数のパワコンの一斉運転停止による大停電を回避することを目的に、電力系統全体の電圧・周波数を維持、瞬時に急変した場合に
パワコンの運転継続を要求しています。』。
従来からパワコンに求められる機能で、2017年に新規格化される予定であり、先行して本要件に対応した機能を搭載し電力系統の安定に貢献。
- 学習機能搭載で、設置条件によって個別に違う日昇起動時間の発電パターンを学習し、素早い発電開始で実発電量を更に向上
- 最大420Vまでの高電圧に対応。接続できる太陽電池モジュールの種類や、ストリング当りの直列枚数追加が可能
【販売方法】
広く一般個人ユーザーに販売するのではなく、太陽電池メーカー、ハウジングメーカー、施工業者などシステムインテグレーターに「B to B」ビジネスとして販売
プレスリリース