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太陽光発電分野に参入!「太陽光発電システムにおける電力マネジメント事業への参入」

IDEC株式会社(社長:舩木俊之)は、太陽光発電システムにおける電力変換、モニタリングなど基盤となる機器やシステムの製品化、及びサービスを統合して提供する電力マネジメント事業に参入します。
 IDECは、長年培ってきた制御技術と、近年注力しております環境ビジネスの経験を活かし、再生エネルギーの導入が急がれる国内市場を対象に、太陽光発電システムを展開する企業に対して、 「太陽光発電システムにおける直交流電力変換装置など関連機器と監視システムにより、発電と消費の状況を詳しくモニタリングして電力マネジメントに役立つ広範囲なサービスを統合化して提供する事業」 を2012年4月より開始します。

【市場参入の背景と体制】
世界規模で深刻化する地球温暖化を背景に、社会的課題であるCO2排出量削減は日本でも急務となっている。さらに、東日本大震災後の電力供給の不安、計画停電の実施など、国内の省エネ・節電への意識は加速度的に高まっている。そこで、今最も注目されているのがCO2削減の切り札とされている「再生可能エネルギーの太陽光発電システム」である。特に一般家庭への導入については、政府の補助金政策や余剰電力買取により急速に市場拡大しており、この拡大傾向は当面続く見通しである。拡大を続ける国内市場において、 新興太陽電池メーカーや、更に欧州の太陽光発電市場の低迷、記録的な円高などを背景に海外メーカーの新規国内参入が相次いでいる。また、太陽電池メーカーと同じく、ハウジングメーカー、住宅設備業者等販売施工業者による市場参入も相次いでいる。
しかし一方で、国内の厳格な技術基準を満たす必要のあるパワーコンディショナなど電力変換・接続機器類を提供するメーカーは非常に限られており、歪な市場構成となっている。また、システムの稼動状況を遠隔監視したり、発電や消費の状況をモニタリングする環境も十分とは言えない。
当社は、パワーコンディショナやモニタなど関連機器、及びクラウドシステムによるWEBサービスなど通じて、電力マネジメントに役立つ広範囲なサービスを統合化して太陽電池メーカーや販売施工業者に向けて提供する。
また、今後更に製品やサービスの拡充を行い、自然エネルギー分野の市場動向に迅速対応する戦略立案と戦術展開を行うため、「製品企画・開発・生産・販売」を一元化する部門として新事業部を4月に設立する。


【事業投入製品・システム】
1.太陽光発電用パワーコンディショナ、及び周辺機器(一般住宅、小規模業務施設向け)
2.クラウドシステムによる電力モニタリングシステムサービス
※ 市場投入時期:2012年4月


【販売方法】
広く一般個人ユーザーに販売するのではなく、太陽電池メーカー、ハウジングメーカー、住宅設備業者などシステムインテグレーターに「B to B」ビジネスとして拡販・市場浸透を行う。


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