ニュースリリース

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レンジフード用LED照明ユニットを開発!中華料理チェーン「餃子の王将」様で採用

IDEC株式会社(社長:舩木俊之)は、厨房で発生する煙や臭気を排気するための設備であるレンジフードに用いるメンテナンスフリー・省エネ・CO2削減等が実現可能なLED照明ユニットを開発し、株式会社王将フードサービス(社長:大東隆行)和光店様に昨年11月25日納入。
調理環境の良好性が確認・実証できたため、今後は新規店舗及び既存店舗改装時に順次納入していきます。


【開発の経緯】
厨房で発生する煙や臭気を排気するための設備(レンジフード)には、調理による蒸気・油・炎などの苛酷な環境に耐える堅牢さが求められます。当社は、水・油・切削くず等が飛散するような悪環境の工作機械内の照明に多く採用頂いている産業機械用LED照明ユニットをベースとし、耐熱等の工夫を施し、食材に適した発光色で厨房を明るく照らすレンジフード用LED照明ユニットを開発しました。
このレンジフード用LED照明ユニットは既設の電球タイプのレンジフード用照明と比べて、ランプ交換が不要でメンテナンスフリーを実現でき、低消費電力につき年間電力を大きく抑えることが可能で、さらにCO2排出量を削減できるなどの特徴があります。


■今回開発、納入したレンジフード用照明ユニットの主な特長


《メンテナンスフリー!》
既設の従来光源と比べて約16〜25倍の長寿命。例えば14時間/日の使用で、約10年間のメンテナンスフリーを実現します。油などで汚れたレンジフード内のランプ交換作業から解放され、作業者が交換時に転倒したり体をぶつけたりして怪我をする労働災害のリスクをなくします。


《省エネ・CO2削減!》
従来光源と比べて約13〜40%の低消費電力。例えばミニクリンプトンランプを用いた従来照明に比べて年間電気代*1 が約10500円お得で、年間CO2排出量*2を約86.5%削減できます。


*1 電力料金目安単位22円/KWh(税込)で算出
*2 算出基準となるCO2排出量は0.358kg-CO2/KWh


《明るく適切な発光色!》
厨房に合わせて発光色を色温度が4500Kや5700Kなどから選択いただけます。また、照らしたい場所を的確に照らすために、角度を振ることが出来る取付金具も別途用意しています。
FA現場できたえられたIP67fの防水防塵構造。ホースの水をかけての清掃も問題ありません。


《薄型・軽量》
従来光源の照明に比べて約1/4〜1/8の薄型で、質量も約1Kgと軽量です。


◆王将フードサービス様採用、レンジフード用LED照明ユニットについて
王将フードサービス様は、全国500店舗を超える業界トップの中華レストランとして発展されており、食のサービス提供だけでなく、社会貢献と言う観点から、さらに世界的意義で高まる環境問題に対しても、環境問題対策室(室長:奥野耕平)を設置し、太陽光パネルやエコ給湯器の導入など環境に配慮した店舗作りを積極的に推進されています。
今回、採用となったレンジフード用LED照明は従来使用しているレンジフード用照明に対してエコ(省エネ)効果が上がるほか、ステンレス製防水タイプのためレンジフード内の洗浄時の安全性(破損防止)と作業性がアップする事で安全衛生面の貢献も期待されている。
現在設置した店舗では、従来の照明と比べても明るさや色合いなど全く意識せず調理がおこなわれており、今後は新規店舗を中心に、順次LED照明の導入を進める予定です。


◆LED照明をデザインする 『IDEC LED Lighting Technology』
IDECは1981年から高品質・高輝度・高信頼性の産業用LED表示機器を開発・生産し、広く産業界に提供しております。27年間で1億5,700万台のLED表示機器を出荷し、産業現場の「省エネルギー、省メンテナンス」を実現し、通算で約47万トンのCO2削減にも貢献しております。
 また、新たに高効率白色LEDモジュールを開発し、厳しい環境下で高信頼性を要求される工作機械を始めとした産業機械の機内照明用途のLED照明機器を2006年9月から開発・生産し、"IDEC LED Lighting Technology"が信頼のLED照明を提供しております。


『IDEC LED Lighting Technology』
@LEDデバイス技術
ALED電源技術
B制御技術
C高信頼製造技術


【本件に関する問い合わせ先】
LED事業部 LED企画開発部 LED企画推進担当
TEL:03-5782-7312