ニュースリリース

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ウルトラファインバブル評価試験センターを開設し(一社)ファインバブル産業会(FBIA)の第1号ラボ指定を取得

 IDEC株式会社(代表取締役会長兼社長:舩木 俊之)は、1990年からファインバブルに関する基礎研究を開始し、IDEC独自の加圧溶解方式によるファインバブル生成システム「GaLFシリーズ」を展開するなど、世界をリードしてまいりました。

 2017年6月13日、一般社団法人ファインバブル産業会(Fine Bubble Industries Association、以下FBIA)において、ウルトラファインバブルの測定規格が発行されたことから、測定規格に基づく分析や測定を行うための第三者性を有する機関として、IDECの品質保証センター内に「ウルトラファインバブル評価試験センター」を新たに立ち上げ、FBIAの第1号ウルトラファインバブル試験ラボとして指定されました。



【ウルトラファインバブル試験ラボ指定制度の背景】

 FBIAは、ファインバブルの健全な市場形成を目指し、ファインバブル技術の国際標準化、認証及び利用技術開発を推進する団体として2012年に設立されました。

 経済産業省支援の元、2013年より企業、大学、研究機関が連携し、オールジャパンで国際標準化を推進するとともに、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)と連携し、計測技術の開発を進めてきました。2017年6月末には、日本発の第1号ISO基本規格が発行したことで、今後農業分野等で応用規格が次々と制定されていく見込みです。

 このような中、健全なグローバル産業の育成のためには、国際規格に即した評価認証基盤の確立が最も重要であることから、FBIAがその礎となるウルトラファインバブルの試験ラボ指定制度を開始しました。



【IDECの強みと「ウルトラファインバブル評価試験センター」設立の目的】/cms/img/usr/PressRelease/2017/images/20170613_1.jpg

 IDECは1990年から30年近く、業界をリードする形でファインバブル生成技術を研究し、実用化を進めてきました。そのため、機器の開発に欠かすことのできない、気泡の測定に関する知見やノウハウを蓄積しており、特にウルトラファインバブルに関しては、その存在を世界に先駆けて検証し続けてきたという世界No.1の実績を有しています。

 ウルトラファインバブル評価試験センターでは、これまで蓄積したノウハウを活かし、既に市場で販売されている商品の分析に加え、研究や新製品の開発段階で必要となる、ウルトラファインバブルの測定などの受託業務を開始します。試験ラボ指定を受けたことで、FBIA基準に則った測定方法によるものとして、FBIAマークを付けた形で測定結果が依頼者に報告されることとなります。

 IDECが世界に先駆けて設置したウルトラファインバブル評価試験センターが第1号試験ラボとなることで、認証基盤の早期確立を図り、日本リードによる市場創出を推進するとともに、ウルトラファインバブルの認知度向上や、ファインバブルの健全な市場形成、成長促進を目指してまいります。




 

【ウルトラファインバブルについて】
 ファインバブルとは、目視できる泡よりも小さい直径100μm(0.1mm)未満の微細な気泡の呼称です。その中でも、更に小さなナノサイズ(気泡径1μm未満)の超微細な気泡を「ウルトラファインバブル」と呼び、ISO規格で国際的に定義されています。

 ウルトラファインバブルは微細な気泡であることから、浮力の影響を受けにくく、長期間液中に存在することができるという特性を持っています。農業・水産業・工業・食品業などの分野では、バブルによる植物育成効果や洗浄効果等が確認されており、今後幅広い分野での応用が期待されています。



【FBIAについて】

会員数(2017年6月1日時点)

■ 法人会員: 正会員40社、賛助会員32社、計72社 (国内企業63社、国外企業9社)

■ 個人正会員:13名


※「FINE BUBBLE/ファインバブル」、「ウルトラファインバブル」、「FBIA」ロゴは、FBIAの商標または登録商標です。