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(業界標準比)体積60%減!医療分析機器などの小形化に貢献  固定式1次元CCDスキャナ WB1F形発売

IDEC株式会社(社長:舩木俊之)は、業界標準品に比べ体積比で約60%小形化した、固定式1次元CCDスキャナ「WB1F形」を 1月27日(火)より発売いたします。

近年医療分野においては、医療分析機器の小形化が進み、機器内部に組み込まれるバーコードリーダについても小形化が求められています。また、機器のエンドユーザに対するメンテナンス業務などへの対応から、コードの読み取り状態やエラー発生状況を確認するための機能など、これまでのスキャナには搭載されていなかった機能も求められています。

このような要求にお応えするため、今回IDECが自社開発した固定式1次元CCDスキャナ「WB1F形」は、独自の光学技術の開発などにより、ハード・ソフト面で使いやすさに配慮した製品となっており、下記のような特長を備えております。



〔主な特長〕


  1. 他社相当機種に比べ、体積比で60%削減し圧倒的な小形化を実現
  2. 近距離(35mm)読み取りと小形化を同時に実現した独自の光学技術を開発。医療分析機器など組み込み機器の小形化に貢献
  3. フレキシブルな取り付けを可能にした筐体設計
  4. ホストシステムからのファームウェアの書き換え、エラー分析などが可能
  5. 表示LEDを用いた独自の「位置決めアシスト機能」で設置時の位置決め作業が簡単

(特許4件出願中)



〔開発の背景〕

バーコードリーダの国内市場は600億円程度(当社推定)と見込まれていますが、その中でも今後大きな成長が見込まれているのが医療分野です。医療機関では医療費の高騰への対応として、病院経営の合理化や医療機器の効率化、薬品物流の合理化などに取り組んでおり、大規模病院などを中心に患者や薬の情報のネットワーク化が進み、バーコードによる管理が広がっています。そのためバーコードリーダが多数使用される医薬品や検体分析装置向け需要の拡大が見込まれています。国の施策においても、医療現場での安全ニーズの高まりから、医療過誤の防止や流通整備が強化されており、2009年に厚生労働省から「医療用医薬品へのバーコード表示の実施」が通達され、さらに2012年には「新バーコード表示の一部改定」が通達され、2015年7月以降にはこれらが義務化されます。

IDECでは新規事業として取り組んでいる自動認識機器事業の重点市場として、拡大が予想される医療分野をターゲットにしており、他社にないユニークかつ高性能な製品を今後も投入し、拡大する市場で一定のポジションを確保してまいりたいと考えております。



〔主な用途〕

医療向け : 試薬や血液などの各種検体検査装置、分析装置

その他 : 自動精算機、入館ゲート、チケット販売機、ラベルプリンタなど



〔仕様〕

注1) 当社標準バーコードによる

注2) Omni-directional、 Truncated、 Limited、 Expanded
※仕様、その他記載の内容は予告なしに変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。



◆標準価格

35,000円(税抜き)



◆生産拠点

筑波事業所




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