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高さのある物流倉庫では、作業を効率化するために3m以上の高さからでも荷物を取り出すことができる“高所作業用フォークリフト”が導入されています。高所から荷物を取り出す場合は、まずリフトを上昇させ、パレットをピッキングし、リフトを下降させ、目的の場所まで運びます。実際の作業現場では荷物をピッキングしたあとにリフトを下降させつつ車体を前進させ、待ち時間を減らすことで効率化を実現する場合があります。
しかし、この工程では人身事故の危険があることに、皆さんはお気づきでしょうか?
2016年に発行された「JIS D 6001-2」ではリフトの下降時に運転者が目視で下方の安全を確認することが義務付けられていますが、運転者の死角からリフトの下に人が入ってくる可能性もあり、運転者が気付かずに事故に至るリスクがあります。