Robotics

ロボット

シンプルな対策でサーボ電源ON/OFFを表示し事故を未然防止

耐環境性の確保がユーザーにとってのデメリットに

自動車製造の車体組立工程などでは、メンテナンスを行う保守担当者はロボットが停止しているのを確かめてから安全柵の中に入り、作業を行います。しかし、ロボットが一時停止していても誤操作などにより動き出してしまい、人身事故が発生する可能性があります。このようなリスクに対し、国外ではUL規格でロボットの状態が「安全な停止状態(サーボ電源OFF)」か「危険な停止状態(サーボ電源ON)」か判別できるように表示することが求められています。

安全確認の表示灯をロボットに取り付ける場合、ロボットは塗装工程のように防水・防塵性能が必要な環境で使われる場合もあるため、従来は防水・防塵のボックスで覆いをする使い方もありました。しかし、この方法ではボックスによって表示灯の視認性が低下するうえ、取り付けるロボットのアームに固定するためにブラケットやケーブルの引き込み器具などが必要になり、設置にコストや手間がかかるという複数の課題がありました。産業用ロボットメーカーの開発担当者様は、より手軽に設置する方法はないかと別の対策を探されていたのではないでしょうか。

防水・防塵性能を持つ表示灯が従来の課題を解決

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