工作機械
「安全スイッチが頻繁に壊れる。」
このようなお声をよく耳にするという工作機械メーカーの設計担当者様。ユーザー様が扉を閉める衝撃で安全スイッチがよく壊れることに不満を抱えていると感じています。
製造現場では生産性が第一に求められるため、加工前作業にかける時間や一時確認する時間を最小限に抑えたいことから、装置の扉の開け閉めが荒くなりがちです。また、大型の工作機械では扉が大きく重いため、扉を閉めた衝撃が強く、安全スイッチの故障の原因に繋がります。
安全スイッチの主な故障内容は、この2点です。
@ 安全スイッチのヘッド部が外れる
A 内部構造の破損(カム割れ、ロッド折れ)
対策として安全スイッチのアクチュエータに衝撃を吸収する機構を設けてみたものの、問題解決に至りませんでした。故障の頻度が高くなるほど、装置を停止、復旧させるまでの時間とメンテナンスコストの増加することが課題でした。
ユーザー様が安全スイッチに求めている事は安全性や堅牢性、設計者様が安全スイッチに求めていることは小型。これらを解決する安全スイッチをご紹介します。