エレベーター
エレベータ装置の小型化が進んだ結果、以前は当たり前だった機械室のスペースを用意しなくても設置できる機械室のないエレベータが主流になってきました。これに伴い、従来は機械室に設置されていた制御盤が昇降路の壁に取り付けられるケースが増加。法令で定められている定例点検の際には保守担当者がエレベータの籠の上に乗り、昇降路内で制御盤の操作を行うのが一般的になってきています。 しかし、機械室に制御盤があったときは室内照明の下で作業ができていましたが、昇降路内には照明がないため、保守担当者がヘッドライトやハンドライトを別途持ち込み、メンテナンス作業を行わなくてはなりません。保守担当者は明るさの十分でないライトを頼る必要があり、作業効率の低下につながっていました。保守作業の効率化・時間短縮は、メンテナンス会社だけでなくユーザーにとってもメリットがあるため、エレベータメーカー様でも改善方法をお探しだったのではないでしょうか。