地球環境保全

地球環境保全

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当社の生産活動において環境負荷を低減するのはもちろんのこと、お客さまの元に届けられる製品が、それぞれの現場で環境向上に役立ち、製品寿命が終わるときにも環境への影響をミニマムにする。そのような製品開発、技術開発を目指しています。自社施設内では環境に配慮した工夫を行い、当社を訪れたお客さまが、環境の大切さについて認識を新たにされるような、全館エコロジー仕様を目指しています。また、社員に対しても地球環境をより意識し、何ができるか考えるよう呼びかけています。

開発ポリシー、評価項目

「省」の思想に基づいた製品開発活動

IDECグループでは、1978年の製品開発ポリシーの制定以来、製品開発における基本思想として、「省」に基づく最適制御の実現を掲げています。これに基づき、1982年より、「SAVE ALL」をスローガンに、省エネルギー・省スペース・省メンテナンス・省資源など、あらゆる「省」の思想を広くお客さまに紹介する活動に取り組んできました。その活動は現在も変わらず、独自の設計審査基準に基づいた新しい環境配慮型製品の開発に継続的に取り組んでいます。

環境配慮型製品の評価項目

環境配慮型製品の開発

産業用LED照明ユニット LF1D-C、LF1D-H/J形

耐環境性、省エネ性能に優れたLED照明。ワイドバリエーションで、小形機械・局所照明から大形機械まで最適照明を実現します。

高輝度LED照明 LF2B形

輸出機械装置にも安心して使用できるACフリー入力タイプと、非常用設備やソーラー関連装置など、電圧変動の大きいバッテリー駆動装置で使用する場合に適したDC12V/24V入力タイプを完備しており、さらにより広い用途にもご利用いただけ環境負荷低減に貢献しています。

ソレノイド付安全スイッチ HS1T形

ソレノイド付安全スイッチ HS1T形

ロック強度5,000N以上で業界最小サイズ(2019年3月当社調べ)。製品改良による部品点数削減を実現。大型の扉、大型の機械設備など幅広い用途にもご利用いただけます。

ティーチングペンダント HG1P形

ティーチングペンダント HG1P形

軽量構造と堅牢性を両立したティーチングペンダント。消費電力3W以下、作業者の長時間作業の疲労を軽減するエルゴノミクスデザインなどユーザビリティを追求した製品です。

プログラマブル表示器 HG5G-V形

プログラマブル表示器 HG5G-V形

樹脂筐体を採用した軽量構造、消費電力27Wの省エネ性。長寿命/高性能LEDバックライト、大画面かつ表示器の小型化を実現するスリムベゼル採用など、情報量が増えるIoT時代に最適な大型サイズの表示器です。

Push-in式コントロールユニット HW/CWシリーズ

Push-in式コントロールユニット HW/CWシリーズ

Push-in端子の採用により、配線時の省工数と装置・設備の省スペース化を実現。また、ひとつで6色を表現することができる新LED球の開発により、色変更・在庫管理の工数削減はもちろん環境にもやさしい製品です。

スマートRFIDリーダ KW2D形

スマートRFIDリーダ KW2D形

鍵やパスワードの管理を社員証などのICカードへ変え、より高いセキュリティ性を実現。防水・防油性能も持ち、FA(工場における自動化)現場での入退室や権限管理に活用できます。また鍵の電子化を図ることで資源の利用を削減し、環境にも貢献しています。

クールビズ

クールビズは、オフィスの室温が約28℃でも快適に仕事ができるよう、ノーネクタイ・ノージャケットといった軽装を奨励する環境省の全国キャンペーンです。クールビズは2005年に環境省が開始し、IDECは2005年以降毎年クールビズをオフィスで推進しています。
【具体的な取り組み】
・ノーネクタイ、ノージャケット、半袖着用を奨励
・空調機の温度は26〜28℃に設定
・ノー残業の奨励

    

環境設備

オフィスや事業所など社内施設および設備について、環境に配慮した設計により環境負荷低減に取り組んでいます。

屋上緑化

厚生棟(本社内)

2019年6月に完成した本社の厚生棟3階(北・西・南側)にて壁面緑化を行なっています。建物の表面温度の上昇を抑制し省エネ効果があるほか、植物の光合成によるCO2削減効果が見込まれます。現在、蔦(ツタ)を育成中で、最終的に約150uが蔦で覆われる予定です。

太陽光発電パネル

中庭(本社内)

2018年6月に本社の中庭をリニューアルし、日本固有種の樹木を含めた30種類以上の大小からなる樹木を植えました。緑を増やすことで、周辺の気温を下げる効果が期待されます。

屋上庭園

技術研究センター(本社内)

2013年に完成した技術研究センターは、全館にLED照明を導入し、屋上庭園を設置しているほか、自然換気システムや西陽対策の縦型可動ブラインドなど、さまざまな環境配慮型装置を備え、省エネに配慮した設計となっています。

太陽光発電パネル

尼崎事業所(兵庫県尼崎市)

2013年7月に完成した尼崎事業所に、太陽光発電パネルを1,192枚設置しています。(発電規模296kW)

太陽光発電パネル

アセンブルセンター(兵庫県たつの市)

2019年5月に完成したアセンブルセンターに、太陽光発電パネルを200枚設置しています。(発電規模65kW)

太陽光発電パネル

IDEC CORPORATION(米国)

グループ会社であるIDEC CORPORATION では、2008年よりオフィスの屋上に太陽光発電パネルを設置し、2018年にLED照明をオフィス全体に導入したほか、エアコンは気流や日射の影響を調整しオフィス内の室温を均一化して空調効率を上げる製品に切り替えるなど、省エネ推進によるCO2削減に取り組んでいます。

生物多様性

IDECグループでは、さまざまな環境への取り組みが生物多様性に貢献するという考えのもと、幅広い活動を通して生物多様性の保全に取り組んでいます。

FSC®森林認証紙の使用

FSC®認証制度(森林認証制度)は、森林環境を守るために生態系に配慮した適切な管理がされている森林か、適切に管理された森林から生産された木材を原材料として使用しているか、などを世界的な厳しい基準で審査する国際的な制度で、FSC(Forest Stewardship Council®:森林管理協議会)が運営しています。IDEC Report(アニュアルレポート)および招集通知の印刷には、FSC®森林認証紙を使用しています。

植物油インキ

植物油インキの使用

植物油インキ(Vegetable Oil Ink)は、再生産可能な大豆油、亜麻仁油、桐油、ヤシ油、パーム油等植物由来の油、及びそれらを主体とした廃食用油等をリサイクルした再生油など、植物油全般を原料とするインキのことをいいます。
IDEC Report(アニュアルレポート)、招集通知、株主通信の印字には、Vegetable Oil Inkを使用しています。

グリーン購入

グリーン購入とは、製品やサービスを購入する際に、環境を考慮して、必要性をよく考え、環境への負荷ができるだけ少ないものを選んで購入することをいいます。IDECでは、コピー用紙、文具・事務用品、その他事務消耗品について、グリーン購入を推進しています。

再生紙の利用

文書は電子ファイルでの保管を基本とし、印刷時は再生紙を利用しているほか、裏紙の利用を推奨しています。 利用後は紙を分別してリサイクル業者にお渡しし、再生紙の原料として活用されています。

レインフォレスト・アライアンス認証コーヒーの提供

レインフォレスト・アライアンスは生物多様性の保全、労働者やその家族、地域住民の権利と福利の推進に取り組む国際的な非営利団体です。本社の食堂はフリードリンクとなっており、持続可能性の基準を満たした農園に与えられるレインフォレスト・アライアンス認証を受けたコーヒー豆を使用して、コーヒーを社員に提供しています。

脱PETボトル啓発ポスター

脱PETボトルの取り組み

マイクロプラスチックによる海洋汚染で、生態系への影響が深刻化しています。IDECは脱PETボトルチャレンジと題し、主要事業所においてPETボトル飲料の自販機販売を止め、社員にマイボトルを推奨しています。また、環境省が推進する「プラスチック・スマート」キャンペーンに参加し、啓発ポスターを社内に掲示するなど、海洋プラスチックごみ問題に取り組んでいます。