新たな価値を創造し、
安全で持続可能な社会の実現に向け、
挑戦を続けます。

トップコミットメント

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トップコミットメント

1.安全思想による新たな価値の創造

IDECグループは、制御機器や制御システムの事業構築を推進する中で、人と機械が共存する環境での安全性を徹底的に追求し、機械安全分野や防爆安全分野での技術開発に注力してきました。その、ものづくりに関する豊富な知識・経験と、機械安全に対する高度な知見を有した多数のセーフティ・アセッサ有資格者を各部門に配置し、当社製品・サービスへの反映を図り社会の安全へのニーズにお応えしていくとともに、安全性と生産性の両立を目指した安全コンサルティングを通じて安全思想を普及する「安全をつくる」活動に積極的に取り組んでいます。
また、IoTなどの進展により、人と機械・ロボットが協働する時代が本格化するなか、高次元の安全を実現する次世代の安全思想「Safety 2.0」(協調安全)の普及にも取り組んでいます。生産性と安全性を両立させる新たな価値を創造し、社会へ提供していくことがIDECの使命であると認識しています。

2.持続可能な社会の実現への挑戦

私たちを取り巻く社会には、地球温暖化の進行や、世界人口の増加にともなう食糧不足、先進国における少子高齢化と労働人口の減少など、さまざまな社会的課題があります。
IDECグループでは、事業を通じて持続可能な社会を実現するため、再生可能エネルギーの活用促進という観点から、産業用から住宅用まで幅広い範囲で太陽光発電における電力マネジメント事業に取り組むとともに、発電事業者としても太陽光発電所を運営し、環境・エネルギー問題への貢献に努めてまいりました。
今後はさらに、制御技術やウルトラファインバブル生成技術といった当社の技術・製品を用いた農業プラントの提案などを通じて、安全・安心で高付加価値な農業の工業化に取り組むとともに、ものづくり現場の人手不足解消や安全性・生産性の向上に貢献する、人とともに働くことのできる協調ロボットシステムの普及促進など、食糧問題や労働人口の減少問題などの社会課題を解決できる取り組みを積極的に推進してまいります。

3.人間性尊重経営の実践

IDECグループは、創業以来、人間性尊重経営を掲げ、ライフワークバランスの推進に取り組んでいます。企業目標、経営理念に掲げている「人間性尊重経営」とは、社員が仕事を通じて人間として成長し、自分の人生を豊かにする職場環境を整えることです。
私たちは、長年、ライフワークバランスの推進に取り組み、時間外労働の削減や女性の育児休業取得・復職率100%を実現してまいりました。近年は、性別にかかわらず育児・介護など様々なライフステージで、個人の生活を大切にしながら継続して能力を発揮できる職場環境づくりに取り組むとともに、一人ひとりが健康でいきいきとした人生を送れるよう、健康経営にも力を入れています。
また、真のグローバル企業として発展するために、ダイバーシティの推進を経営戦略に位置づけ積極的に推進しています。女性、障がいを持った方、外国籍社員といった多様性を持つ人財を積極的に採用するとともに、LGBT(性的マイノリティ)など一人ひとりの違いを尊重し、多様な人財が能力を発揮できる職場づくりを進めてまいります。

4.国際社会で信頼される企業であるために

IDECグループでは、これらのCSRに関する取り組みについて、機関投資家・アナリストや取引先、株主、地域社会、NPOなどマルチステークホルダーとの対話を実施し、企業としての透明性を高めることが重要と考えています。また、国連グローバル・コンパクト(UNGC)※への参加企業として、国連グローバル・コンパクト10原則を支持し、企業の社会的責任を果たすための取り組みを積極的に推進し、国際社会での課題解決に向けて、社会的責任を果たしていきます。今後も、すべてのマルチステークホルダーの皆さまから信頼される企業となることが事業活動の原点であると考え、持続可能な社会の実現に向け、取り組んでまいります。

※国連グローバル・コンパクトとは、「企業が責任ある創造的なリーダーシップを発揮することによって、社会のよき一員として行動し、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組みづくりに参加する自発的な取り組み」です。

代表取締役会長兼社長 舩木俊之